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日本の廃墟アートを語る上で絶対にはずせない軍艦島(端島)が4月22日から、35年ぶりに一般公開される。
高波や荒天の際には上陸するのが難しく、年間を通して見学できる体制にはなっていないようだが、どんな建築家やアーティストにも創ることの出来ない”作品”を見学することが出来るようになった。

作品と言ってしまったが、日本初の鉄筋コンクリート造の高層マンションをはじめ、風雨にさらされ朽ち果てかけている建物の一つ一つが歴史的価値のある建造物であるのと同時に、端島を離れていった島民の方たちの”ふるさと”であることも忘れてはならない。
最後のフェリーが島をでた昭和49年の時点でも、約2000人の島民が生活していた端島。
波浪に蝕まれていたり、不法侵入者の落書きがされていたりもするが、数十年の時を経ても時間が止まったように当時の営みをうかがい知ることができる事は、端島を故郷と思う元島民の方達にとっても感慨深いだろう。


同潤会青山アパート(取り壊し済)とならんで、一度は見てみたかった軍艦島。
廃墟やゴーストタウンという言葉で片付けることの出来ない、目に見えない部分へも思いを馳せる事が出来そうだ。

ああ、早く行きたい。。

※追記:見学可能なのは島の一部のようで、考えてみると当然だが居住区内部まで見ることは出来ないらしい。
見学ルート・軍艦島地図(配置図)などはこちら

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■軍艦島(端島-はしま) データ
所在地:北緯 32度39分 東経 129度45分 長崎港から南西方向、沖合い約19キロメートル
住所:長崎県長崎市高島町端島(旧西彼杵郡高浜村大字端島)
人口:最盛期 - 約5300人 閉山時 - 約2000人
規模・大きさ:全長480m 全幅160m 周囲1,193m 面積63,831u

・軍艦島 簡単な年表
1810年(文化7年) 石炭発見
1916年(大正5年) 日本初の鉄筋コンクリート造の高層アパートが竣工(30号棟・地上7階建て)
1918年(大正7年) 海底ケーブルにより電気が開通
1938年(昭和13年) 電話開通
1974年(昭和49年) 1月15日閉山 同4月20日、無人島となる
2002年(平成14年) 三菱マテリアルから長崎県高島町(現長崎市)に譲渡される
2009年(平成21年) 35年ぶりに軍艦島への一般見学者の上陸が解禁。

・観光見学ツアー・クルーズなど
長崎港めぐり遊覧船 軍艦島クルーズ - やまさ海運
軍艦島を世界遺産にする会・公式ホームページ
長崎市文化観光総務課 095-829-1152

・写真家
雑賀 雄二

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■■◆

トヨクニハウス(1932年/昭和7年築) - 現役で活躍する最も古い鉄筋コンクリート集合住宅

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