本日、大阪と京都を結ぶ京阪電車の新線「京阪電鉄中之島線」が開業した。
天満橋駅から既存の淀屋橋駅方面と分岐する形で、なにわ橋駅→大江橋駅→渡辺橋駅→中之島駅と続くのだが、通勤はまだしも商業・観光施設といえば、渡辺橋駅から徒歩10分弱の市立博物館と国立国際美術館、中之島駅前のリーガロイヤルホテル、徒歩5分程度のほたるまちぐらいか。

京都方面から通勤する人にとって、京阪一本で中之島西部までこれるメリットは大きいだろうし、リーガロイヤルのシャトルバスを利用する人も減りそうだが、現在の観光スポットに目を向けた駅の配置とはいえない。
実際に京阪電鉄中之島線とは言うものの京阪は線路使用料を支払って列車を運行し、保有しているのは中之島高速鉄道という第３セクターであることを考えると・・・。

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■中之島のこれからの姿　梅田、ミナミに続く「シマ」へ

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中之島西部地区の再開発の促進が敷線の目的だそうだが、これ以上高層ビルを建設する必要があるのかどうか（ほとんどの区画が大手企業ビル建設予定）。
観光面ではなにわ筋沿いほたるまちの対岸に（仮称）近代美術館の計画があり、文化的な中之島を演出するにはもってこいだが、若年層の心を引くには魅力が少ない。
南船場や堀江のように交通網が既に整った地域で、自然発生的に新たな文化発信地となる「工作員」的な商業施設を誘致し、梅田やミナミのような商業、文化、ファッションすべてがそろった街（島）になったらいいな。


ちなみに、ずっと工事中だった中之島界隈だが、中之島新線と同時進行する形の「中之島公園再整備工事」（中之島水上公園）のほうに目がいっていた。こちらは平成２１年３月３１日に整備が終わり、バラ園などの施設も４月から利用できるようになっている。　・・・あわせようよ。

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■京阪電鉄中之島線　概要

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テーマ　「水の上の新都心」
■計画概要
区　　　　間 中之島〜天満橋
新 　設　 駅 中之島駅、渡辺橋駅、大江橋駅、なにわ橋駅
建 設 延 長 複線約２．９Ｋｍ
事業着手 平成13年度 工事着手 平成15年度　開業 平成20年10月19日
総事業費　1,503億円

　■関連事業
　・中之島線延伸事業　中之島 - 新桜島間
　・朝日新聞社による、中之島地下街整備渡辺橋駅と肥後橋駅の地下連　　絡通路
　・渡辺橋駅と地下鉄四つ橋線・肥後橋駅の連絡通路
　・中之島周辺の遊歩道再整備　他


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■中之島界隈の建築写真一覧

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■関連ページ　歩いて学ぶ近代建築・再入門　トンネルウォーク参加者募集（終了）

OSAKA光のルネサンス2008　大阪中之島界隈のライトアップイルミネーション